健康

生理の経血量が多すぎて貧血が酷いときの対処法! 後編

こんにちは!草間です。

さて今回は前回の続きで、具体的な貧血対策に迫っていきたいと思います!

手軽な鉄の補充には鉄玉子

ポックルさんは昔、医者に「君はかなりの貧血だね」と検査もせずに顔を見ただけで判断されてしまうほどの貧血持ちでした。

あまりに血がドバドバ出てしまうもので、日中ですら夜用の大容量生理用ナプキンを使うしまつ
それも数時間も持たず交換します。

女性の中でもこれは結構すごいレベルなのではないでしょうか…?

出ていく血が多過ぎるので、体力が減って何をするにもフラフラ。腰も痛いわで日常生活がままなりません。

そんな時、草間が藁にもすがる思いで見つけたのが、山本佳奈さんの書いた『貧血大国・日本』という本でした。
タイトルの通りまるまる一冊貧血について書かれている本ですが、
この中で「Lucky Iron Fish」というアイテムが紹介されています。

「Lucky Iron Fish」直訳すると「幸運の鉄魚」、
これはカンボジアで貧血に苦しむ人々を救うためにカナダのクリストファー・チャーチルズ博士が考案した魚の形をした金属の塊のアイテムだそうです。

使い方は簡単、煮物やスープを作る時に一緒に入れるだけで、より多くの鉄分を摂取できるという優れもの。

早速Amazonで、探すと魚だけでなく、様々な形をした類似商品が見つかりました。

魚型のものもあれば、玉子型のものや、キティちゃん、ドラえもんなどのキャラクターもの。

まぁようは鉄の塊ですからね、形は問わないわけなんですね。

(それにしても…キティちゃんがぐつぐつ鍋で野菜と一緒に煮られている光景を思うとなかなかにシュール…。)

まだAmazonを物色してる時は半信半疑、「本当に改善するのかな~」なんて思ってたわけなんですけど

その購入した人のレビューで「貧血が改善しました!」と言っている方があまりにも多くて驚きました。

というわけで実際に我が家も導入!

及源 南部鉄器 ザ・鉄玉子 K25

ヤカンの中に水と玉子型の鉄玉子を入れて、沸かします。
どれくらい沸かせばいいのか調べても分からなかったので、適当に20分~40分ほど火にかけてます。

そのお湯を使って作った麦茶を飲んでいったところ
確かにポックルさんの貧血は改善に向かいました。

この結果には二人で大喜びです。

1300円ほどでこれだけ悩んできた貧血から開放されるならコスパが良すぎます!

それにしても、鉄分を摂取するために鉄の塊を溶かすって、そのまんまやな!
なんて思ったり笑(なんかこう…もっと複雑なプロセスを経るイメージでした)

低用量ピルも考えていいかもね

鉄玉子によって、かなり貧血が改善したポックルさんでしたが
それでも生理になると一生懸命体の中に溜め込んだ鉄が一気に出ていってしまうことに悩んでいました。

色々調べてみたところ、どうやら低用量ピルを服用すると様々な生理の症状が緩和されるらしいことが分かりました。

ピルと言えば、一般的には避妊薬としてのイメージがありますが、実は重い生理を安定させる為に飲んでいらっしゃる女性も多いようです。

近年は中にホルモンが少量しか含まれていない低用量ピルが一般的に使われるようになりました。

より安全になり、気持ちの面でも使うハードルは昔よりもかなり下がっているそうです。

色々なことを調べていて、始めは海外のサイトで安く購入も考えたのですが、安全面やサポートも考慮して、近場のレディースクリニックできちんと医師のアドバイスのもと、ピルを処方をしてもらうことになりました。

その結果、貧血は驚くほど改善しました!

最初の2ヶ月くらいは、まだピルが体に慣れていなく、頭痛などの副作用が出て多少不安もあったのですが、段々と副作用も落ち着き、最終的に願ったとおりのメリットを得ることが出来るようになったのです。

PMSによる情緒不安定も落ち着き、経血量も0にはならないものの相当な量が減ったそうです(本人談)。

ピルを導入する前と後では全然生活の辛さが違うとのこと。

人生が変わるとはこういうことを言うんでしょうね。

もし、自分も低用量ピルを考えてみようかな?と思われた方は、ぜひ自己流ではなく、お医者さんの指導のもとピルを処方してもらってください。

避妊薬として処方してもらう場合は全額負担になりますが、こういった治療目的の場合、保険も効くはずよ(一応病院で聞いてみて下さいね)。

Giger root(生姜サプリ)で経血量が改善

さてさて、ピルによって経血量がかなりの改善をみせたポックルさんでしたが、それでも、そこそこは出るようで、ピルを飲んでようやくいわゆる普通の人のくらいの経血量に。

元々がどんだけ重症だったんだよって話ですが…。

なんとかもっと経血量を減らせないかと、打った次の手が生姜サプリです。

「え?生姜?冬の寒い日にスープに入れるとポカポカ体が温まって美味しくなるあの生姜!?」
なんて声が聞こえてきそうですが

そうです、その生姜です。

女性の体内では、生理になると経血の排出を促すPGE2という物質が発生するそうです。

PGE2のおかげで、体内で不要になった子宮内膜が経血として排出できるわけですが
もしPGE2が過剰になると、子宮収縮も過剰になり、当然経血量もドバっと増えてしまいます。

生姜はなんと、この過剰になったPGE2の量を抑えてくれる効果があるみたいなんですよ!

ということはですよ…、ドバドバと無尽蔵に出てしまっていたあの経血が生姜によって減らせるんです!

過去に行われた、重度の月経出血のある15~18歳の若い女性92人が参加したある実験によると
月経出血の前日から月経期の3日まで、つまり4日間に渡って1日3回、250mgの生姜サプリを飲んだ被験者たちは
経血量がなんと46%も劇的に現象したそうです。

実験では生姜サプリを使っていますが、もちろん食材として生姜でも同じように効果は発揮されると思います。
料理に混ぜて使ってもいいと思います。

ですが、これだけの量を生理のたびに料理に取り入れるのはなかなか骨が折れると思いますので
やはりお手軽さで言えば、上の実験のようにサプリで摂るのがいいかもしれません。

ちなみに我が家のポックルさんは、出血がありそうな前日から3日間ほど、1日1回夜寝る前に1錠の生姜サプリを飲んでいます。

飲むと目に見えて経血量は減り、楽になると言っています。

生姜サプリは割と安価で手に入れることができるので、試してみてはどうでしょうか?

 

緑茶はNG?タンニンの少ないお茶はこれだ!

貧血といえば、気をつけなければいけないのがお茶に入っているタンニンです!(カテキンとも言う)

タンニンが入っている有名な身近なお茶といえば緑茶や紅茶ですが
日本人はどちらも大好きですよね(そして我が家のポックルさんも…)

タンニンは鉄の吸収をブロックしてしまいます。

鉄は血液を作る大切な成分なので、鉄が吸収されないと貧血さんには深刻なダメージなわけです。

鉄の吸収という点において、タンニンはそこまで危険視しなくても良いという研究もあるようですし
他でしっかり鉄分を取っていれば問題はないかと思います。

ただ、それでも多少は吸収を阻害されるのに違いはないので、気になる方や重度の貧血の方は避けるのが無難でしょう。

鉄剤や鉄サプリは?

ここまで鉄剤や鉄サプリのことについては特に紹介してきませんでしたが
単にポックルさんが両方を試して、あまり効果が感じられなかったからというだけの理由です。

特に鉄剤の方は、以前お医者に勧められて飲んでいた時期もあったのですが
副作用でお腹が痛くなりやめてしまったそうです。

この辺りは単純に相性だと思うので、気になる方はぜひ試してみて下さいませ。

 

 

参考

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