心理

日々のルーチンを30%以上楽にする『日々の行動マニュアル化メモ術』②

こんにちは!草間です。

前回に続いて、行動マニュアルメモ術の始め方、作り方について考えていきたいと思います。
(前回からの続き)

ならば考えなくてもいいように手順を書いておこう

ということはですよ。

考えなくて済めば簡単に行動をスタートできる!

理屈ではそうなるはずです。

よく、夫婦の問題で夫が「言ってくれれば、家事も手伝うのに」とか言って妻にイラッとされる話を聞いたりしますが、これは多分こういう理屈でしょう。

「その指示をするのが一番大変なんじゃい!自分で考えろ!」…と

そうなんです。誰かが全部指示をしてくれたら、どれだけ楽なことか。

というわけで考えたのが今回の方法なんですよ。

そんなわけでたどり着いた答えが…↓

疲れた時に考えるのが面倒ならば、予め元気な時に自分に考えておけばいいじゃない!

正直、手順を書き出すのは最初面倒ですが、1度マニュアル化させてしまえば何度も使えるので、大分生活が楽になりました。

前の記事と同じメモを改めてのせておきます。

どれくらい項目が必要なのか?

実は今まではもっと詳細に書いておりました。

こんな感じ↓

最初は詳細に行動を書くこと

図の項目を見て分かると思いますが、結構詳細に書いておりました。

「冷蔵庫と冷凍庫をチェック」や、「買うものを確認」はまだいいとしても、「お茶を飲んでトイレに入る」とか「いつものバッグを持つ」とか、いや!わざわざ書かんでも普通に出来るわ~~!みたいなものも書き出してます。

今でこそ、前述の通りかなり数を少なめにしたチェックリストを使っておりますが、初めのうちはあらゆる手順を事細かに書いておくのがおすすめです。

というのもですね、実はこんな些細なことでも意外と頭の負担になっているケースが多いのです。

買い物の例で言えば、この行動、一度出かけたら簡単には家に戻れないから、案外プレッシャーの重いタスクじゃないですか。

出先で財布がないことに気がついたらどうしよう?とか、あれ?まだ醤油って十分あったっけ?だとか不安になりますよね。

だから、案外重いタスクなんですよ。

なにかミスってもう一度出直すとか超ダルいです。

だから、買い物に出かける時は想像以上に不安に駆られ、時にはその不安を感じるのが嫌だからスマホを見たりして先延ばしにしてしまう。別にスマホなんか見る予定がなかったのにも関わらずです。

そこで、先にマニュアル化をしておけば、その不安を軽減することができ、腰も軽くなって行動が起こしやすくなるんです。

ちなみに画像の紫色の字になっているところ(Yahoo天気)は、WEBへのリンクになってます。

Evernoteというソフト(アプリ)の機能なんですが、この部分を押すだけで、リンクしていたWEBページへ飛ぶことが出来るのでかなりスムーズです。

買い物に出かける前に必ず天気は確認するようにしているので、こうしておくと忘れません。

別の記事で詳しく説明しようと思いますが、Evernoteはリンクを貼ったり、ファイルを添付したり出来るのでこのマニュアルにはピッタリのアプリです。

常にアップデートしていこう

もしかすると、使っているうちに今度はだんだんとマニュアルの確認そのものがだるくなってきたりもします。

その時は「もう見なくてもだいじょうぶ、忘れないさ」という項目を削っちゃいましょう。

逆に「あ、この項目が足りないな」と思えば付け足しましょう。

つまり、1度作って完成ではなく、日々使っていこうとするものだからこそ何度もアプデが必要なのです。

こう聞くと面倒かもしれませんが、自分の日々の行動を記録し目に見える形にしておくことで、自分の感覚だけに頼って生活していた時よりも、確実に成長を積み上げていくことができるのですよ。

どうにでもなれ効果の予防になる!

「どうにでもなれ効果(The What-The-Hell Effect)」という心理学用語をご存知でしょうか。

ちょっとフランクな感じがするこの言葉は、立てていた計画がうまくこなせなかった時に「どうにでもなれ」とやけを起こしてしまいやすくなる心理を表したちゃんとした心理学用語です。

例えば、夜ふかしが最近続いていたから今夜は12時までには寝るぞ!と決心したとしましょう。

ですが、つい新しく始めたスマホのゲームが楽しくなってきてしまい、気がついたら深夜の2時!

ここで「やばい、さっさと寝ないと!」となれば幸いですが、「もうここまで来ちゃったらどうだっていいや!」となることもありますよね。

本当であれば気がついた時点で寝るのが一番いいのにも関わらず、自分が決めた時間を守れなかったからまさに「どうでもよくなっちゃった」状態、これが「どうにでもなれ効果」なのです。

こ人間が計画を立てる時というのは、自分の心身ともにベストな状態を前提に考えがちです。

しかし、現実はそう上手くいきません。

やろうと思ったけど、実際は疲れていて頭がぼんやりしてしまっていて、これから行おうとしていた物事について腰が重くなってしまうなんてことはザラです。

行動を起こすには、「これからやることについて考える」と「実際に行動する」の2パートがあります。

そんな時、思考の部分「これからやることついて考える」だけでも、先にやっておくと行動に起こすのがすごく楽になります。

「過去の自分」の指示に従うだけでいいからすごく楽なんです。

やってみるといかに頭を使うのって面倒でエネルギーのいることなのかがよく分かります。

疲れていたりすると、行動のスタートがうまくきれなくて「どうにでもなれ!」となってしまいやすくなるんですね。

生活の中において何度も繰り返しやることってありますよね。

毎朝ウォーキングするだとか、ご飯を作るだとか、絵を描くだとか。

当然元気な時は、毎日やってるようなことは特に考えなくても自動で出来ると思うんですけど

案外疲れている時なんかはハードです。

「冷凍のご飯を電子レンジでチンして、次はお皿を食器棚から取り出して…え~と次は何だっけ?あ~面倒くさい…」

このような状態の時って、疲労が相当溜まっているか、スケジュールが忙しい時ですよね。

こんな時は結構ミスも起こりがち。

ミスをすると、そのミスを取り返すためにさらに時間がとられます。

ですが、一度その工程をマニュアル化しておけば、どんなにぼんやりした頭でも正しい手順に沿って物事が進められるので、ミスもしにくくなります。

もし作らなければ、毎回「考えて」→「行動」の両方をやらなきゃいけません。

ですが、前もってマニュアルを作っておけば、しんどい「考えて」の部分をショートカットすることができます。

すると行動に移しやすくなり、計画通りに物事が進みやすくなります。

 

つまり、スタートが切りやすくなるから「どうにでもなれ」になりにくいし

もし計画通りに行ってなくても「どうにでもなれ」にならずに行動を起こしやすいのです。

つづきはこちら↓

日々のルーチンを30%以上楽にする『日々の行動マニュアル化メモ術』③

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